@inproceedings{oai:repository.ninjal.ac.jp:00003521, author = {滕, 越 and 小磯, 花絵 and KOISO, Hanae and TENG, Yue}, book = {言語資源活用ワークショップ発表論文集, Proceedings of Language Resources Workshop}, month = {}, note = {会議名: 言語資源活用ワークショップ2021, 開催地: オンライン, 会期: 2021年9月13日-14日, 主催: 国立国語研究所 コーパス開発センター, 本研究では、日中バイリンガル家庭で育つ幼児の中国語の発達について検討する。バイリンガル児の言語発達については、音韻や語彙、統語面からの分析があるが、養育者とのコミュニケーションの中でどのように言語発達が進むかについての研究は不十分である。本研究では、一事例として、日本語母語話者の母親と中国語母語話者の父親の間に育つ女児1名(1歳7か月から2歳0か月)の「谢谢(ありがとう)」の使用を分析した。その結果、(1)相互行為上、「谢谢」は主に養育者から物を受け取った後に使用されるが、物を渡した後や受け取る前にも産出されることがある、(2)構文の面では、成人の典型的な用例以外にも、「谢谢+物を受け取った側」、「物を渡した側+谢谢+物を受け取った側」など、多くのバリエーションがある、(3)養育者は中国語能力にかかわらず女児の「谢谢」使用に対し肯定的であるが、中国語能力に応じて異なる役割を担っていることが明らかになった。, application/pdf, 東京大学 / 国立国語研究所, 国立国語研究所, The University of Tokyo / National Institute for Japanese Language and Linguistics, National Institute for Japanese Language and Linguistics}, pages = {299--312}, publisher = {国立国語研究所}, title = {日中バイリンガル児の中国語の発達に関する事例研究 : 物の受け渡しにおける「谢谢(ありがとう)」に着目して}, volume = {6}, year = {2021}, yomi = {コイソ, ハナエ} }