@inproceedings{oai:repository.ninjal.ac.jp:00003507, author = {居關, 友里子 and ISEKI, Yuriko and 小磯, 花絵 and KOISO, Hanae}, book = {言語資源活用ワークショップ発表論文集, Proceedings of Language Resources Workshop}, month = {}, note = {会議名: 言語資源活用ワークショップ2021, 開催地: オンライン, 会期: 2021年9月13日-14日, 主催: 国立国語研究所 コーパス開発センター, 話し合い場面では、述べ合った意見を合意に向けて調整することが行われるが、議論が白熱している場合には、意見を述べる機会を得ること自体が参加者にとって一つの関心事となり得る。そして幼い子ども同士が話し合いに取り組む場合においても、このことは大きな課題となっている。本研究では、幼稚園で収録した園児同士の話し合い場面のデータを観察し、園児たちが発話順番を取得、維持することや、産出する発話を他の参与者に聞いてもらうことに向けて、どのような振る舞いを行っているのかについて記述を行った。データからは、園児たちが順番取得と同時に意見を述べるのではなく、一旦順番を取得し「いいこと考えた!」といった注意獲得や「あと一個あるんだよ」「これはどう?」などの予告を行うことによって意見の内容を先送りし、その上で改めて意見を述べる様子が観察された。これは大人も用いていることが指摘されている、発話順番確保のための合理的なストラテジーである。子どもたちの実際のやり取りにおいて、これらのストラテジーを使った話者が結果的に発話順番確保に必ずしも成功しているわけではなかったが、園児たちはこれらの実践を通して相互行為上のストラテジーとそれに対する対応について学んでいると考えられる。, application/pdf, 国立国語研究所, 国立国語研究所, National Institute for Japanese Language and Linguistics, National Institute for Japanese Language and Linguistics}, pages = {171--177}, publisher = {国立国語研究所}, title = {幼児の発話順番取得のストラテジーに関する予備的考察 : 園児の話し合い活動の事例分析から}, volume = {6}, year = {2021}, yomi = {イセキ, ユリコ and コイソ, ハナエ} }