@inproceedings{oai:repository.ninjal.ac.jp:00003183, author = {清水, まさ子 and Shimizu, Masako}, book = {言語資源活用ワークショップ発表論文集, Proceedings of Language Resources Workshop}, month = {}, note = {会議名: 言語資源活用ワークショップ2020, 開催地: オンライン, 会期: 2020年9月8日−9日, 主催: 国立国語研究所 コーパス開発センター, 本発表は、「引用標識『ッテ』+動詞」で表される引用文が、現実会話と小説内会話それぞれにおいて、どのように使用されるのかを調査したものである。調査の結果、レジスターが異なるといえども、「ッテ」に後続する動詞は「いう」が最も多いことがわかった。しかし現実会話中では、先行する話の内容の一部を再度引用して新たな表現として引用部に取り込む「ッテ+いう。」引用文(例:いやでもこのままじゃなっていう。)が多く、一方小説内会話では、話し手の感情を表すために使われるような「ッテ+いう」引用文(例:どうしたっていうんだ?)が多かった。 考察として、目の前いる相手の理解度や話の流れによって、再度同じ内容を挟みこみながら進んでいく「現実会話の特性」と、小説の読み手に対しても登場人物の会話に込めた気持ちを表していることになる「小説内会話の特性」の違いが、上記のような結果に影響したのではないかと考えた。, application/pdf, 国際交流基金日本語国際センター, The Japan Foundation Japanese-Language Institute,Urawa}, pages = {274--282}, publisher = {国立国語研究所}, title = {現実会話と小説内会話における引用文の使用傾向 : 「ッテ+動詞」の形を中心に}, volume = {5}, year = {2020}, yomi = {シミズ, マサコ} }