@techreport{oai:repository.ninjal.ac.jp:00002723, author = {高崎, みどり and TAKASAKI, Midori}, month = {Mar}, note = {文章の中で語彙がどのような機能を持つかについて、テクスト構成機能と結束性という二種類の観点から考察した。材料として学術書コーパスを用いて、いくつかの用例を検討し、実際のテクストの中で、語彙がどのように機能して、テクストを作り上げているのかを見た。その結果、テクスト構成を受けもつ語彙の中心は、名詞であり、ほかの語彙に比べて相対的に抽象的上位にある漢語が多くその働きをするのではないか、と考えた。語彙の結束性に関しては、テクスト全体やテクストの意味的構成部分である分節の一貫性に貢献していること、また、談話構成語となる語とそれに組み合わさる分節内部の語彙とは、何らかの結束的な関係性を持っているのではないか、ということを考察した。そして、談話構成しているという合図や、ひとまとまりの分節を談話構成語に組み合わせることに関しては指示語の貢献があることもわかった。ここで具体的に観察される談話構成語の相対的抽象性や、語どうしの結束性というものは、語彙論において理論的に得られる体系とか、類義や上位下位関係を必ずしも反映してはいない、ということもわかった。, application/pdf, お茶の水女子大学}, title = {文章中の語彙の機能について : “テクスト構成機能”という観点から}, year = {2013}, yomi = {タカサキ, ミドリ} }