@article{oai:repository.ninjal.ac.jp:00002155, author = {金澤, 裕之 and KANAZAWA, Hiroyuki}, journal = {日本語科学, Japanese Linguistics}, month = {Apr}, note = {横浜国立大学, 本稿は,「気持ち的」や「わたし的」など,識者の間ではすこぶる評判が悪いが,その一方で,若者たちの間では広く使用され,且つ,その種類や機会を広げつつある「~的」の新しい用法について,それを単に批判するのではなく,語法や運用の面から分析を進めてみることによって,前向きに評価してみようとする試みである。「~的」の新用法には,i)文頭にいきなり「~的」の語が来ること ii)「~的」の後に「に」,その中でもとりわけ「には」が接続して,以下に文が続いてゆく場合が多いこと iii)述語の部分には,二元的・絶対的な好/悪の感情を示す表現が来ることが目に付き,この現象は「わたし的」の場合に特に顕著であること,といった文法面での特色がある。そして,「気持ち的」に代表される「属性用法」や「わたし的」に代表される「主体用法」といったものに用法の幅を広げており,自身の気持ちや好悪の判断などを積極的な形で表明してゆくための語法として人々に受け容れられつつある模様である。, application/pdf}, pages = {91--104}, title = {「~的」の新用法について}, volume = {17}, year = {2005}, yomi = {カナザワ, ヒロユキ} }