@inproceedings{oai:repository.ninjal.ac.jp:02000046, author = {五十嵐, 陽介}, book = {日琉諸語の記述・保存研究}, month = {Apr}, note = {会議名:令和4年度第2回「危機言語の保存と日琉諸語のプロソディー」合同研究発表会, 開催地: 国立国語研究所&オンライン, 会期: 2022年12月4日, 主催: 国立国語研究所「危機言語」「イントネーション」両プロジェクト, 真偽疑問文(YNQ)に上昇調のイントネーション型が用いられる言語が世界の言語の圧倒的多数を占めることが知られているが,日琉諸語には,YNQに上昇調の句末音調が用いられない方言が,琉球列島を含む地理的周辺部に報告されている。しかしながら琉球諸語に関する近年の研究成果を検討する限り,YNQに上昇調が全く現れない方言は少数であり,下降調を基本としながらも,条件によっては上昇調が用いられる方言が多数を占めるように思われる。このことは,YNQにおける上昇調/下降調という二値パラメータによって諸方言を類型化することが不可能であることを示唆する。本研究の目的は,南琉球宮古語池間方言の疑問文イントネーション体系を記述することと,諸方言における疑問文イントネーションを二値パラメータによって類型化するための枠組みを提案することにある。調査の結果,池間方言のYNQには上昇調と下降調の双方が現れること,YNQに上昇調が現れるときは必ず文末疑問標識を伴うことが明らかになった。このことは,池間方言の疑問文には形態的疑問標識が義務的であり,イントネーションは疑問標示において弁別性を有していないことを意味する。調査結果に基づいて,イントネーションの形式面,機能面の双方における方言差を,イントネーション型の分布のみから記述し,それを二値パラメータで類型化する枠組みを提案した*。, application/pdf, 国立国語研究所}, pages = {24--42}, publisher = {国立国語研究所}, title = {南琉球宮古語池間方言の疑問文イントネーション}, volume = {1}, year = {2023} }