@inproceedings{oai:repository.ninjal.ac.jp:00001695, author = {間淵, 洋子 and MABUCHI, Yoko}, book = {言語資源活用ワークショップ発表論文集, Proceedings of Language Resources Workshop}, month = {}, note = {会議名: 言語資源活用ワークショップ2018, 開催地: 国立国語研究所, 会期: 2018年9月4日-5日, 主催: 国立国語研究所 コーパス開発センター, 近代に特徴的に多く見られる「華麗」と「麗華」のように字順が逆転した漢語対を,近代語のコーパスを用いて網羅的に抽出し,対となる各語の使用頻度が10以上の約400の漢語対を選定した。これら約400語について,現代語においても対をなして残っているか,どちらかが淘汰され1語に集約されたか,あるいは両語共に淘汰されたかといった,使用状況の変化を調査し,対となる各語間の意味的関係性や近代における使用頻度と,現代での使用状況とに関わりがあるかを検討した。その結果,両語の意味関係において異なりがあるものは両語が併存する傾向,また,使用頻度の高い語形は現代語に残存する傾向を見出すことができた。一方で,辞書的意味においてほぼ同義と判断される漢語対においても,多くの漢語対で両語が残存していた。これらの対は,①一方が極めて限定的に現代語コーパスで用いられているだけで,実際には他方の優勢な語形にほぼ統一化されており,語の淘汰の過渡期と見られるものや,②辞書における語義には大差が認められないものの,一方の用法が限定・固定化されており(連語,文法機能,特殊な意味・文脈等),用法の分化が明らかなために併存しているものが多く,近代漢語の変化の方向性は,1義1語を志向して語が淘汰されていると位置づけることができた。, application/pdf, 国立国語研究所, National Institute for Japanese Language and Linguistics}, pages = {452--462}, publisher = {国立国語研究所}, title = {コーパスに基づく字順転倒漢語の網羅的把握の試み}, volume = {3}, year = {2018}, yomi = {マブチ, ヨウコ} }