@inproceedings{oai:repository.ninjal.ac.jp:00001691, author = {山崎, 誠 and YAMAZAKI, Makoto}, book = {言語資源活用ワークショップ発表論文集, Proceedings of Language Resources Workshop}, month = {}, note = {会議名: 言語資源活用ワークショップ2018, 開催地: 国立国語研究所, 会期: 2018年9月4日-5日, 主催: 国立国語研究所 コーパス開発センター, 代名詞「あれ」には,主に現場文脈指示,言語文脈指示,記憶文脈指示の3つの用法がある(日本語記述文法研究会2009)。本発表では,話し言葉におけるこれらの用法の分布を調査し,その特徴を報告するものである。とくに,記憶文脈指示における指示対象が文脈中に述べられなかったり,指示対象が前文脈でなく後文脈に出てきたりするような用法について着目する。使用したコーパスは,『日本語話し言葉コーパス・学会講演』『同・模擬講演』『名大会話コーパス』である。これら3つのコーパスからそれぞれランダムに抜き出した200例の代名詞「あれ」の観察では,およそ,どのコーパスにおいても言語文脈指示と記憶文脈指示の2用法で大半を占めるということが分かった。記憶文脈指示に特徴的な構文では「あれなんだけど,~」という従属節を構成するもの多かった。また,『名大会話コーパス』や『CSJ模擬講演』で顕著なのは,「#あのーあれですか、カンツオーネで何が好きなんですか、一番好きな歌。」(NUC,data028,152830)のように実際に言いたいことの前置き的に使う場合が10%前後見られたことである。, application/pdf, 国立国語研究所, National Institute for Japanese Language and Linguistics}, pages = {415--420}, publisher = {国立国語研究所}, title = {話し言葉における代名詞「あれ」の用法の分布}, volume = {3}, year = {2018}, yomi = {ヤマザキ, マコト} }