@inproceedings{oai:repository.ninjal.ac.jp:00001681, author = {陳, 祥 and CHEN, Hiang}, book = {言語資源活用ワークショップ発表論文集, Proceedings of Language Resources Workshop}, month = {}, note = {会議名: 言語資源活用ワークショップ2018, 開催地: 国立国語研究所, 会期: 2018年9月4日-5日, 主催: 国立国語研究所 コーパス開発センター, 日本語の重複表現の形式は様々であるが、本稿で取り扱うのは「畳語」と呼ばれ、2つの語基の重複によって形成される語である。日本語には畳語が数多く、名詞、動詞など様々な品詞からなる。畳語には生産性が限られているが、「色々な」のように後ろに「-な」、「細々しい」のように後ろに「-しい」などを付け加えることによって、新しい語として形成することが可能である。今回は畳語表現である「XXと」、「XXな」、「XXしい」という3種類を研究対象とする。データとして『現代日本語書き言葉均衡コーパス(BCCWJ)』を使い、3種類それぞれの共起関係や文法的振る舞いを明らかにする。また、構造上においては「色々な、*色々しい、色々(と)」、「*軽々な、軽々しい、軽々(と)」のように、3種類における「XX」の使い分けがあると見られ、3種類それぞれの構造が異なることを課題として分析した。例えば、派生元の品詞から見ると、「XXと」の派生元である「X」の品詞は、名詞あるいは形容動詞、動詞、形容詞、副詞であるものがあり、バリエーションが一番豊かであることが分かった。また、BCCWJを使用し、副詞としての畳語は形容動詞としても反復形容詞としても使われている用例が見られる。それは、副詞としての畳語は「XXと」と接続することが最も多いが、「XXな」や「XXしい」の用例も見られることから、使用用法のうち自由度が最も高いと考えられる。今回の考察から、畳語による生産性の理解の助けになることを期待している。, application/pdf, 筑波大学, University of Tsukuba}, pages = {307--315}, publisher = {国立国語研究所}, title = {「XX(と)」、「XXな」、「XXしい」の構造・文法機能 : 畳語による生産性について}, volume = {3}, year = {2018}, yomi = {チェン, シャン} }