@inproceedings{oai:repository.ninjal.ac.jp:00001533, author = {前川, 喜久雄 and MAEKAWA, Kikuo}, book = {言語資源活用ワークショップ発表論文集, Proceedings of Language Resources Workshop}, month = {}, note = {会議名: 言語資源活用ワークショップ2017, 開催地: 国立国語研究所, 会期: 2017年9月5日-6日, 主催: 国立国語研究所 コーパス開発センター, 鶴岡市の共通語化調査(第1~3回調査の音韻項目)では,時間の経過とともに共通語化が進行し,共通語化得点の平均値はいわゆるS字カーブを描くことが報告されてきている。この発表ではデータの分散に注目して鶴岡データを再検討する。鶴岡調査音韻項目の共通語化得点はN=36回のベルヌーイ試行からなる二項分布とみなすのが妥当であり,二項分布においては成功の確率がpのとき分散はNp(1-p)となる。データから計算される年代ごとの平均共通語化率をpとみなして理論的な分散値を計算し,データに観察される分散と比較すると,第1回調査では理論値の7~10倍,第2回では2~6倍,第3回では1~7倍の過分散が生じている。これは,共通語化には著しい個体差がともなうこと,そのため,共通語化過程の数理的理解には個体差を取り込んだモデリングが必須であることを示唆している。個体差を生み出す要因として,音韻項目のクラス,個々の音韻項目,被験者の個人差を用いた階層ベイズモデルを構築して比較した結果を報告する。, application/pdf, 国立国語研究所}, pages = {164--181}, publisher = {国立国語研究所}, title = {鶴岡市共通語化調査データの確率論的再検討}, volume = {2}, year = {2017}, yomi = {マエカワ, キクオ} }