@inproceedings{oai:repository.ninjal.ac.jp:00001527, author = {髙橋, 雄太 and TAKAHASHI, Yuta}, book = {言語資源活用ワークショップ発表論文集, Proceedings of Language Resources Workshop}, month = {}, note = {会議名: 言語資源活用ワークショップ2017, 開催地: 国立国語研究所, 会期: 2017年9月5日-6日, 主催: 国立国語研究所 コーパス開発センター, 形容詞「ハヤイ」の意味と表記}{本研究では,近代において複数表記語であるハヤイの意味を,辞書の意味区分と近代雑誌コーパスの用例を基に分析した。その結果,[速度],[時機],[時刻]の3つの意味を立てられ, 近代雑誌コーパスにおいては,明治後期では[時機]の頻度が高く,[時刻]と[速度]は低かったが,大正期になると[速度]の用例が増加し,意味変化が起こっていることがわかった。次に,近代雑誌コーパスで「早」「速」「疾」の3つの表記を分析した結果,明治後期では「早」の頻度が高く,「疾」と「速」は周辺的であったが,1909年から[速度]の意味を「速」で表記する用例が増加し,[時機]と[時刻]の意味は「早」,[速度]の意味は「速」で書き分けられていく方向に向かうことが明らかになった。最後に, ハヤイの周辺語を網羅的に調査した結果,[速度]の意味を「速」で表記するようになることには,物理学における「速力」「速度」などの漢語が背景にあることが考えられた。, application/pdf, 明治大学・日本学術振興会}, pages = {107--116}, publisher = {国立国語研究所}, title = {形容詞「ハヤイ」の意味と表記}, volume = {2}, year = {2017}, yomi = {タカハシ, ユウタ} }