歌詞における二重表記の使用実態と変化 : 「J-POP」が誕生した後の10年間において

胡 佳芮

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言語資源活用ワークショップ発表論文集

言語資源活用ワークショップ2021発表論文集

Permalink : http://doi.org/10.15084/00003478

歌詞における二重表記の使用実態と変化 : 「J-POP」が誕生した後の10年間において利用統計を見る

File / Name	License
LRW2021_03-p1-3.pdf
LRW2021_03-p1-3.pdf (717.42KB) [ 221 downloads ]

JaLC DOI	info:doi/10.15084/00003478
タイトル(英)	Actual Conditions and Changes in the Use of Double Notation in Lyrics : In the First Decade after the Birth of "J-POP"
アイテムタイプ	会議発表論文 / Conference Paper
言語	日本語
キーワード	UniDic, 歌詞データベース
キーワード(英)	UniDic, Lyrics database
著者	胡佳芮
著者(英)	Jiarui HU
著者所属	一橋大学
著者所属(英)	Hitotsubashi University
会議概要（会議名, 開催地, 会期, 主催者等）	会議名: 言語資源活用ワークショップ2021, 開催地: オンライン, 会期: 2021年9月13日-14日, 主催: 国立国語研究所コーパス開発センター
抄録	本稿は「J-POP」という概念が誕生した後10年間において，日本の流行歌の歌詞における二重表記の使用実態と変化を考察したものである。日本語は複数の文字体系が使用されているため，一つの語に対し，異なる文字体系を使って表記することができる。例えば，時間の意味を表す「トキ」という語の場合，漢字の「時」で書くのが一般的だが，ひらがなの「とき」で書いても良いし，カタカナの「トキ」という書き方も可能である。さらに，歌詞など特定の分野においては，「時間(とき)」のように語の直後に括弧を付け，読み方を括弧の中に示すという二重表記も存在している。そこで，本稿は1990年から1999年まで各年度オリコン年間ランキングトップ50入りの楽曲の歌詞を調査し，この10年間において歌詞における二重表記の使用実態と変化を考察した。その結果，二重表記が使用されている曲は調査曲数のうち約20%を占めており，これらの20%の曲において，二重表記は一曲あたりに2回の出現頻度で使用されることが判明した。二重表記の出現率は1990年から増加し，1993年と1994年において最大値となり，その後減少するという通時的変化が見られた。
雑誌名	言語資源活用ワークショップ発表論文集
雑誌名(英)	Proceedings of Language Resources Workshop
巻	6
ページ	15 - 26
発行年	2021
関連サイト	言語資源活用ワークショップ2021
フォーマット	application/pdf
著者版フラグ	publisher
出版者	国立国語研究所

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